取引金額・税計算について
インボイスモード(消費税の計算単位:取引単位)では、一取引当たり、税率ごとに1回ずつ消費税の端数処理計算が行われます。
一つの請求に複数の取引がまとまる場合、請求金額は取引金額の合計、消費税は取引ごとに税率ごとに算出した税額の合計になります。
例)税抜99円 10%の明細を一つ含む取引を2つ、切り捨て設定で登録した場合
取引1 商品A 税抜 99円 10% 取引金額108円(うち消費税9円)
取引2 商品B 税抜 99円 10% 取引金額108円(うち消費税9円)
請求金額216円 10%対象 216円(うち消費税18円)
※ 取引金額の計算:99 x 110% = 108.9 ≒ 108円
※ 消費税の計算:99 x 110% = 108.9→108.9 x 10 / 110 = 9.9 ≒ 9円(税率ごとに1回の端数処理)
※ 区分記載請求書モードでは、税率ごとの端数処理後の対象額合計から割り戻して計算するため、
税率ごとに1回の端数処理となりません。
また、上記例では請求金額216円 10%対象 216円(うち消費税19円) となります。
※ モード・消費税の計算単位を跨いで同じ請求にまとまることはありません。
取引金額の計算方法の違いによるズレの許容値について
※ 「取引登録CSV_詳細形式」「API」にて税抜で取引登録する場合に限ります。
取引登録CSV_詳細形式、APIでは、税率ごとの税込対象額を入力として頂きますが、明細情報から弊社にて算出した税率ごとの税込対象額(端数処理前)と比較してズレがある際、以下の場合に限り許容します。
端数処理設定が切り上げの場合:弊社で算出した税率ごとの税込対象額の+2円未満まで許容
端数処理設定が切り捨ての場合:弊社で算出した税率ごとの税込対象額の税率ごとに-2円未満まで許容
端数処理設定が四捨五入の場合:弊社で算出した税率ごとの税込対象額の税率ごとに±1円まで許容